小児科について

小児科について

お子様の病気の診療、各種予防接種(インフルエンザ、麻疹・風疹混合ワクチン、三種混合ワクチン(百日咳・破傷風・ジフテリア)、日本脳炎、BCG(ツベルクリン反応を含む)おたふくかぜ、水ぼうそう)や健康診断はもちろんのこと、生活指導やメンタルケアを重視した診療を行います。

お子様は常に成長・発達していますので、成長・発達を考えながら病気や健康問題を解決していきたいと思います。

またお子様の病気による家族の方々の不安に対して、親切で丁寧な説明を行っています。

小児の感染症 特に登園・登校基準について

保育園や幼稚園、学校などの感染症で登校許可書が必要となる感染症は表1(ダウンロード画面からご確認ください)の通りです。一般的に第2種の感染症で具体的な出席停止の基準が示されています。

このような感染症にり患した時は当院を受診してください。

>>詳しくは、こちらへ(登校許可証明書)

学校保健安全法の学校感染症第3種の『その他の感染症』としては手足口病・ヘルパンギーナ・伝染性紅斑・溶連菌感染症・ウイルス性肝炎・マイコプラズマ感染症・RSウイルス感染症・ロタウイルス感染症・ノロウイルス感染症・帯状疱疹・突発性発疹などがありますが、ほかの児童生徒への感染予防の目的では通常は登校(園)を禁止する必要はなく、本人の全身状態が良好であれば登校(園)は可能であり、許可証の提出は不要としております。

日本小児科学会予防接種・感染症対策委員会の『学校、幼稚園、保育所において予防すべき感染症の開設 2017年4月改訂版』では、第3種の主な疾患の登校(園)の基準は下記の通りとなっています。

 

手足口病・ヘルパンギーナ

ウイルスは咳や鼻汁から1~2週間、便からは数週~数か月間、排出される。流行の阻止を狙っての登校(園)停止は、有効性が低く、またウイルス排出期間が長いことからも現実的ではない。本人の全身状態が安定している場合は登校(園)可能である。ただし、手洗い(特に排便後)を励行する。

伝染性紅斑

発疹期には感染力はほとんど消失しているので、発疹のみで全身状態のよい者は登校(園)可能である。

マイコプラズマ感染症

症状が改善し、全身状態のよい者は登校(園)可能である。

RSウイルス感染症

咳などが安定した後、全身状態のよい者は登校(園)可能であるが手洗いを励行する。

ノロウイルス、ロタウイルス感染症

急性期が最も感染力が強いが、便中に3週間以上排出されることもある。症状のある間が主なウイルスの排泄期間なので、下痢、嘔吐症状が消失した後、全身状態のよい者は登校(園)可能であるが、手洗いを励行する。

なお、インフルエンザや溶連菌、RSウイルスなどの迅速高原検査が一般の医療機関でも利用できるようになっておりますが、診断の補助として使われるものであります。インフルエンザ迅速抗原検査は発熱してから半日~1日経過しないと陽性に出ないことがあります。RSウイルス迅速抗原検査は生後12か月未満の赤ちゃんまたは入院中の患者さん以外には保険適用がありません。ノロウイルスやロタウイルスの迅速抗原検査は感度が低く、通常は臨床症状と流行状況で診断されております。

>>詳しくは、こちらへ(登校許可証明書)

小児科に関する症状

※風疹の疑いがあります

症状/38℃くらいの発熱、小さな赤い発疹が、顔、身体、手足に出て、3日ほどでおさまる、耳のうしろのリンパ節が腫れて痛む、他に目の充血、のどの腫れと痛みなどが出る

※プール熱の疑いがあります

症状/急な発熱(38~40℃)とともに目の充血、涙、目やにが出る、のどの腫れや痛み、リンパ節の腫れや、関節の痛み、腹痛、下痢がみられることもある

※溶連菌感染症の疑いがあります

症状/発熱(38~39℃)、のどの痛み、赤い小さな発疹が全身に出る、舌に赤いブツブツが出ていちごのようになる、唇が荒れる、他におう吐、腹痛、筋肉痛、関節痛、首のリンパ節が腫れて痛む

※はしかの疑いがあります

症状/高熱(38~39℃)、せき、くしゃみ、鼻水、目やになどが3~4日続く、熱がいったん下がり、口の中の粘膜に白い斑点が出たあと、再度発熱し、暗赤色の発疹が出る、発疹は、耳のうしろ、顔、首、身体、手足へと広がる

※手足口病の疑いがあります

症状/発熱(38~40℃)※発熱しない場合もあり。手のひら、足の裏、手足の指のあいだ、口の中などの、柔らかい皮膚に発疹や水ふくれができる

※インフルエンザの疑いがあります

症状/突然の発熱で典型的な場合は39℃以上になります。高熱につづき、鼻汁や咽頭痛、咳や痰などの「上気道炎症状」と、全身倦怠感、頭痛、関節痛、筋肉痛、下痢、食欲不振などの「全身症状」が現れます。A型、B型、新型などのインフルエンザがあります。

耳の下の腫れ

※おたふくかぜの疑いがあります

症状/片方の耳下腺(耳の下)が腫れ、数日後にもう一方の耳下腺も腫れて痛む、発熱・頭痛、食欲の低下

耳の痛み

※急性中耳炎の疑いがあります

症状/耳の痛み、難聴、耳鳴り、耳だれ、テレビの音を必要以上に大きくする、落ち着きがない

激しい咳

※百日咳の疑いがあります

症状/初期症状はくしゃみ、鼻水など。しだいにせきが激しくなり、顔がむくむ、目が赤くなる、連続してせき込んで、ヒューツと音をたてて息を吸い込む、せきによるおう吐、赤ちゃんの場合はせき込んで、呼吸を止めてしまったり、痙攣を起こす

呼吸困難

※気管支喘息の疑いがあります

症状/胸や呼吸が苦しくなる(呼吸困難)、呼吸の際にゼーゼー、ヒューヒューとのどが鳴る気温変化などでせきが出る

嘔吐

※ロタウイルス腸炎の疑いがあります

症状/突然のおう吐、白く水っぽいすっぱい臭いがする下痢、38℃程度の熱

意識障害

※アナフィラキシーの疑いがあります

症状/薬の投与やハテに刺された直後に突然の意識障害やショツク状態になる

発疹

※水ぼうそうの疑いがあります

症状/最初身体の1ヶ所に赤い発疹が出て、その後全身に広がる、発疹は皮膚から盛り上がり、次に水庖、膿庖、乾燥してかさぶたになる、水庖の時期にかゆみと、発疹の最盛期に熱を伴うこともある

皮膚のかゆみ

※アトピー性皮膚炎の疑いがあります

症状/季節に関係なく、皮膚のかゆみと炎症、湿疹

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