胃腸科について

胃腸科について

平成18年度の日本人の死亡数は109万人です。死因の第1位は癌死で33万人、2位は心疾患で17万人、3位が脳血管疾患で13万人です。

次に癌死のみを見ますと、一番多いのが肺癌、ついで胃癌、その次に大腸癌となります。さらに肝臓がん、膵臓癌と続きますが、実に33万人の癌死のうち20万人以上が消化器の癌によるものなのです。

当院では胃X線検査、便検査などをして早期発見・早期治療を推進しています。

胃腸科に関する症状

食欲不振

※急性胃炎・慢性胃炎の疑いがあります

症状/食欲不振が数週間に渡って続きます。体重が急激に減るなどがある場合は胃がんやすい臓がんなどの病気も疑われます。

胸やけ

※逆流性食道炎の疑いがあります

症状/胸のあたりがムカムカして灼熱間がある状態が胸やけです。痛みや不快感を伴うことがあります。この状態が一時的ではなく長い間続いたり、頻繁に繰り返す場合は逆流性食道炎や非びらん性胃食道逆流症などの可能性があります。

腹部全体が激しく痛む

※胃潰瘍・十二指腸潰瘍の疑いがあります

症状/腹部全体が激む場合は、胃潰瘍や十二指腸潰瘍(胃や十二指腸の壁に穴があく病気)などの重症の病気が起こっている可能性があります。ただの腹痛だと思って我慢していると大変なことになりますのですぐにご来院ください。

排便異常

※過敏性腸症候群の疑いがあります

症状/泥のようだったり、液体のような下痢の便が出ます。検査を行っても目に見える異常は見つからないが、下痢や便秘を繰り返すという方は過敏性腸症候群の疑いがあります。

※大腸ポリープの疑いがあります

症状/まれに血便(下血)、場合によっては大量の粘液水様便などがみられる、排便後の残便感、肛門奥の異物感などを感じる

※便秘の疑いがあります

症状/便はたべたものから体に必要な栄養素が吸収された後の「残りかす」です。残りかすがからだの中に溜まっていたら体調に悪影響が及びます。1日1回、朝食後に息まず排便が理想と言われています。次のような場合は自己療法で対処せず、すぐに医院で受診を行って下さい。

強い腹痛、吐き気、発熱などを伴う場合は腸閉塞や大腸の潰瘍・穿孔、クローン病などの特殊な病気が考えられます。また便に血が混ざる場合は大腸がん、直腸潰瘍の可能性もあり詳しい検査が必要です。

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